敷地面積:63.00㎡(19.05坪)
延べ面積:115.50㎡(34.93坪)
間取り:3階建て / 3LDK
ビルトインガレージ / 屋上バルコニー / SE構法
Produced by HACO
レッドシダーを使った電動式シャッターがアクセントとなるビルトインガレージ。
内部は有孔ボードを設置することで、アウトドア系のアイテムの整理整頓に役立つよう配慮した。
ヘリンボーンの床にステンレスのキッチン、ミッドセンチュリーの家具を選ぶ。
白、木目、シルバーの3色を基準にコーディネートした落ち着きのあるLDK。
pendantlamp : isamu noguchi "AKARI"
dining table : carl hansen&son "BA103 Preludia Round Dining Table"
dining chair (gray) : Hermanmiller : "Eames Plastic Side Chair"
dining chair (walnut) : Hermanmiller : "Eames dining Chair metal legs"
vase : KAHLER "Hammershoi mini 3P"
clock : ARNE JACOBSEN "Bankers Wall Clock"
stool : Artek "stool 60"
ミッドセンチュリーのダイニングセットとステンレスキッチンという存在感のある組み合わせにも溶け込む、HACOオリジナルアイテム「simple cupboard」。
レンジやポットなどのキッチン家電から食器まで収納できる大容量の作り付け棚を、周囲と同系色となる乳白色のスライドドアで目隠し。
ガゲナウ社は330年前に南ドイツのガゲナウで鍛冶屋として創業。1950年代にヨーロッパではじめてビルトイン方式の調理機器を開発し製品化。ドイツ人気質を思わせる堅牢な造り、操作性の良さ、美しいデザインにより料理作りを楽しむ人々の憧れのブランドです。
穏やかなクリーム色と白を中心に、スウェーデンの壁掛け収納家具「string」を用いた洗面スペース。
3階の居室には書斎スペースを設置。自然光の入る窓際ならデスクワークも捗る。
大容量のウォークインクローゼット。入口には収納アイテムに応じて高さを変えられる可変棚を設けた。
一階玄関に隣接した手洗い場。2階の洗面スペースと鏡、タイル、電球のコーディネートを共通させながら、色味を変えて違う雰囲気に。
玄関脇の姿見も、家全体の鏡のデザインを踏まえて楕円形のオリジナルミラーを作成。
不燃性、遮熱性、防水性を高める金属加工を施した屋上。緑化利用も可能なことから、将来は屋上菜園も。
約10mの高さからは周囲の街並みが一望できる。
優れた耐震性能×自由度の高い空間。
SE構法は、柱と梁を剛接合することでゆるぎない強度の骨組みを生み出す「ラーメン構造」を木造住宅に取り入れ、安全に利用できるようにした構法。耐震性と設計の自由度が極めて高いSE構法を使えば、高い安全性を確保したまま、柱や間仕切り壁の少ない、開放的な空間を実現することが可能に。
今回のハコイエは、SE構法の強靭な躯体を活かし、ビルトインガレージや屋上利用の設計を採用した。優れた耐震性の建築を都市部に建てることは、長く価値を保つ資産を持つことにもつながる。